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WordPress使用1ヶ月の感想(MovableTypeとの比較)

wordpress(長文です!)MovableTypeは5ヶ月使用、WordPressはまだ1ヶ月ちょっとですが、WordPressを使っていて「すごい」と思うところと「おや?」と思うところを忘れそうなので、ここでまとめておきます。MovableTypeは1ヶ月間は朝から晩まで弄っていましたから、4ヶ月といっても相当の経験はあるかと思います。比較対象バージョンはMTは3.21ja、WPは2.1.2(本家版)です。

1.インストールと初期設定

ブログを公開し、始めの記事を書くまでについて。

MTはDBの選択肢が多く、その設定でとまどいますが、いろんなサイトに導入方法が書いてあるので問題ないでしょう。インストールしてから公開までも短期間で済みます。StyleSwitcherでCSSを選べばそれなりの見栄えになりますので、そこから投稿が開始できます。

WPの場合、まずME(Multilingal Edition)と本家どちらにするか?ですが、本家WPでは日本語が表示できない、または支障が起こるのでは?という疑問があると思います。意外とMEと本家版の違いを説明したサイトがありませんでした。実際には、本家WPでも日本語表示は問題ないといって良いでしょう。管理メニューの一部が(.moを入れても)英語のままになったり、日付表示がおかしくなったりしますが、すぐ修正できます。MEの方は知らないのでコメントできません。

さて、WPのインストールですが、これはMTと同様に簡単だと思います。私の場合、インストール後の設定やテーマの選定がMTより時間がかかりました。これは基本機能とやりたいことの差だと思います。MTの場合は単体で一応最低限の機能は付けてある感じだったのに対して、WPの場合は単体での機能より、プラグインやテーマでカスタマイズしていく設計思想なのだと思います。ただ、

  • Tag機能やサイドバーWidgetまでプラグイン対応なのはどうかと思います。というのも、実際にプラグインを導入しようとして検索すると、TagまたはWidgetのプラグインは複数あり、どれが標準のもの(?)なのか迷うからです。
  • テーマも、私は初めデザインでテーマを決めましたが、それがプラグインに対応しているかどうかまで見極めないと、自分でカスタマイズしてからでないと思ったような表示にならないということで、最初の投稿までにカスタマイズが必要になってきます。この辺は「WordPressインストールしたら始めにやること」をご覧下さい。
  • もう一つ、「ブログロール」という他サイトへのリンクを管理する機能があるのですが、これはなぜプラグインではないのか、ちょっと変な感じがしました。しかも、初期設定でWordPressの開発者の方々のブログにリンクが張られているのも、戸惑いました。どうなんでしょう?

2.再構築時間と表示時間

  • MTは基本的にスタティック・パブリッシングで、テンプレート毎にダイナミックパブリッシングにすることも出来ます。ただ、MTのダイナミックパブリッシングでは使用できないプラグインが発生することや、テンプレートの修正を伴うなど、気軽に切り替えられるものではありません。スタティック・パブリッシングでは再構築に相応の時間がかかります。レンタルサーバの環境によっては再構築中にtime outしてしまうこともあるようです。
  • WPは動的生成しかありません(静的にページを作るプラグインもあるようです)。再構築には全くストレスがありません。
  • 表示時間ですが、環境や記事数などで違うので一概にどちらが早いとは言えません。ただ、あらかじめhtmlを吐き出してあるMTのスタティックより早いということは無いと思います。実際にはブログツールの問題ではなく、ページ内のコンテンツ量、画像、CSS、AJAXなどjsファイルの容量などの方が表示時間に影響すると思います。少なくとも私はWPを使っていると、いろんなプラグインを入れたくなる衝動にかられますので、表示時間は遅くなっていきます :mrgreen:
  • なお、WPはHTMLヘッダーへの応答開始までの時間(phpを実行しているが出力はしていない時間)があります。以前ちょっとした実験をしたところ大体1000字程度の記事が800を越えると、パフォーマンスが落ち始めました。ただこれも、DBへのアクセス回数が多い(プラグインを入れている)と、その影響の方が大きいと思います。

3.エディター・アップローダ

  • 記事を入力するエディターは重要ですが、基本構成ではリッチエディタ(TinyMCE)のあるWPに軍配が上がります。MTもリッチエディタをプラグインで入れられるので、カスタマイズすればどちらも 同じになるでしょう。
  • 問題はWPのpタグを取る挙動(wpautop関数に関連)です。慣れましたが、始めはいくらpを入れてもリロードするとキレイに消えるので、面食らいました。Getting Startedなどのドキュメントに書いておいて欲しいと思います。
  • アップローダもプラグインでどちらも使いやすくできるので優劣付けがたいです。

4.英語の必要性

  • MTは日本語のドキュメント、サイトが充実しており、プラグインでも英語を意識することはほとんどありませんでした。一方WPでは、英語は避けて通れないのではないでしょうか。プラグインは日本語化も進んでいるとはいえ、まだ使えるもので英語のものも多く、当然それらは設定画面も英語です。インストール方法はみんな同じなので問題ないですが、使い方はプラグインによって様々なので、そこは英語を読まないといけない場面も出てきます。ただ、難しい英語ではないので根気よく読むことさえ出来れば問題ないと思います。

5.その他

  • 5-1.複数投稿者対応:

    MTもWPもCMSとしても使い方を想定してか、投稿者を複数登録することが出来ます。WPの方は、権限管理もできます。そしてほとんどのテーマが 各記事の下のメタ情報部分に’posted by (author)’を表示します。ただ、大部分の人が個人のブログとしての使い方をしている実情からは、複数投稿者対応こそ拡張機能にして、いちいち posted byを記事の下にデフォルトで入れる必要は無いと思います。

  • 5-2.データのインポート・エクスポート:

    データのインポート・エクスポートはWPが様々な他のブログ形式からのインポートやエクスポートをサポートしている点で優れているような気がしますが、バックアップという意味では、MTの方がDB丸ごと保存するのでやや便利です。WPはタグはエクスポートしてくれないのでしょうか(不明)?

  • 5-3.シングルページ対応

    WPでは、記事とは独立したページの作成・管理の機能が優れています。MTのようなテンプレートでの独立ページの作成も可能ですし、そのテンプレートを利用して日付とは関係ない固定ページを作ることもWPでは簡単です。

  • 5-4.トラックバックの扱い方:

    WPでは、デフォルトではトラックバックとコメントは同じコメント扱いになっていて、管理画面上もブログ上も同じになっています。初め「トラックバック機能がない!」と勘違いしてしまいました。MTでは別扱いです。

  • 5-5.マルチバイト文字への対応:

    これもMTでは問題ないのですが、WPの場合、いくつか気をつけなければならない点があります。例を挙げると、パーマリンクのURIの設定(WPでは投稿スラッグという)をタイトルから自動生成するときに、MT→日本語は取る。日本語しかなければエントリーの番号をURIにする。WP→日本語も英語もURLエンコード(”%20%20″みたいな文字がズラーと続く)する。という違いがありますが、MTの方がスマートです。

  • 5-6.WPの面白い(すごい)基本機能:

    WPは基本はシンプルみたいに書きましたが、widgetやtagは基本ではないのに対して、以下のような凝った基本機能があります。

    • smilies( :) ←これ)は基本機能
    • akismetというスパムフィルタが非常に優秀
    • 管理画面がAJAX(Prototype+Scriptaculous)
    • 管理画面のダッシュボードでブログにリンクしているサイトを自動表示
    • 記事の入力中の自動保存機能

    一方で、akismetのwidgetがxhtml validatorを通らなかったり(マークアップがおかしい)、記事中の<div>を勝手に<p>に変えてくれたり(wpautopの機能)、たまに変なところに<p>を入れ</p>を入れ忘れてくれたりして、荒削りな部分もあります。ただ、頻繁な更新を続けており、今でも使いやすいものが今後さらに使いやすくなっていくことは間違いないでしょう。

6.プラグイン、そして...カスタマイズ性

  • プラグインの数はどちらが多いか分かりません。とにかくMTもWPも数え切れないほどプラグインが出ています。WPの方がインストールするプラグインが多くなることは確かです。ただ、MTに比べるとプラグインの設定ページへのアクセスは楽です。
  • APIについてはMTはモジュールを厳格に(?)分けたPerlのAPIがあり、ドキュメントも日本語でかなり公開されています。一方のWPはPHPのAPIがありますが、ドキュメントはMTに比べると未完で、他人のプラグインを見ていると、適当にWPの内部関数を呼び出して使ったりしていることもあります。MTの本体コードを弄ろうとは思いませんでしたが、WPの場合、本体コードを弄りたくなります。まぁ、それだけフレキシブルだということです。
  • 私見ですがカスタマイズの中毒性はWPの方が高いと思います。私などは、ともすればカスタマイズしていて記事を書かない日が増えてしまいます(本末転倒!)。でも、他のWordPressでブログしてる人で、メインは別の話題でもWPカスタマイズ関連カテゴリーもある人や、「WordPressの醍醐味」と言って、プラグインやテーマの入れ替えを好む方がMTよりも多い気がします。
  • fc2やlivedoorなどのブログサービスより、MTであれWPであれ、カスタマイズが面白いから、かゆいところに手が届くからやる人が多いのではないでしょうか。だとしたら、WPの方が弄り甲斐があるような気がします。PHPが分からないということで敬遠される方もいるかと思いますが、カスタマイズしたい気持ちがあれば、初めPHPが分からなくても他人のコードをマネしているうちになんとなく何処をどうすると変わるのか分かるようになってきます。そのうちPHPも読めるようになってくると思います。

(未完)

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